知覚過敏という症状はよく耳にしますが、視覚過敏という症状はあまり知られていないのが実状です。そのため、周囲からはあまりその辛さが理解されず、ストレスを感じて生活している方も少なくありません。
日常生活から視覚過敏のストレスを緩和させる対処法を解説していきます。
視覚過敏とは?
視覚が色や光の刺激を過剰に受け取り、ストレスを感じてしまう感覚過敏の一つになります。特に自閉症や発達障害の方に多く見られる症状と言われていますが、必ずそうとは限りません。
視覚過敏の症状
視覚過敏とはどのような症状があるのでしょうか?
視覚過敏を知らなかった人も症状を知ることで理解を深めていただきたいと思います。
光に対する症状
・白いノートがまぶしい
・蛍光灯がチカチカして見える
・太陽の光や、車のヘッドライトがまぶしくて外を歩けない
・カメラのフラッシュが怖い
・細かい文字が読みづらい、文字に酔う
色に対する症状
・カラフルなポスターや看板を見ると気持ち悪くなる
・模様に酔う
・濃い色を見ると極端に疲れる
特に子供の場合、自分が視覚過敏だということを自覚していないことも多く、誰かに気付いてもらう必要があります。子供の光や色に対する行動がちょっと変だなと思ったら眼科を受信したり、子育て支援センターなどに相談してみることをおすすめします。
視覚過敏の対処法
今のところ、視覚過敏を治療する方法は無いとされています。
しかし、様々な対処をすることで症状を緩和できることもあります。普段の生活で少しでもストレスを感じないよう以下のことを実践してみてください。
・外出するときは、サングラスや遮光メガネを身に着ける。
・ブルーライトカットのメガネを身に着ける。
・休憩中は目を閉じて休ませる。
・部屋は遮光カーテンを利用し、落ち着いた色で統一する。
・ノートはグリーンノートなど、色のついたものにする。
・視覚過敏を理解してもらうよう、学校や職場など、周囲の人に説明しておく。
まとめ
視覚過敏を治す方法は現在見つかっておりませんが、対処法を知ることで症状を抑えることが可能です。
対処法の効果は人それぞれなので、自分に合った方法を見つけることが重要になります。普段の生活環境の中でリラックスできる場所を確保しておくようにしましょう。
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