初夏になると、道端の草むらや山道などで見かけるヘビイチゴ。見た目は鮮やかな赤い実でとてもかわいくおいしそうです。そんなヘビイチゴには意外な効能があるとして知られています。また人間が食べることができるのでしょうか?そんなヘビイチゴについて解説していきます。
ヘビイチゴとは?
バラ科の多年草で4月〜6月に、5枚の花びらからなる黄色い小さな花が咲き、全国各地で見られます。
別名はドクイチゴと呼ばれていますが、実際毒はありません。
ヘビイチゴの意外な効能とは?
ヘビイチゴは民間療法で、虫刺されなどによるかゆみを止める効果があるとされています。そのほかにも切り傷、擦り傷、やけど、あせも、肌荒れ、痔などにも効果的です。
食べるわけではなく、患部に塗布することでヘビイチゴの成分であるウノール酸が薬の役目をしてくれます。
効果は個人差がありますので、万人に同じ効果があるとは限りません。
ヘビイチゴの薬の作り方
ヘビイチゴの焼酎漬け
密閉できるビンに焼酎とヘビイチゴを入れ、約1か月間漬けておくだけです。
ときどきビンを振ってあげてください。液体が茶色くなってきたら使用できる目安です。
超簡単なので是非おためしあれ!
ヘビイチゴは食べられるのか?
ヘビイチゴは別名ドクイチゴと呼ばれ毒がありそうですが、実際は毒はなく、食べることができます。もちろん無害ですが、決しておいしいものではありません。小学生のころ、友人がふざけて食べて、あまりのまずさに吐き出していたのを思い出します。まずいと言っても味はほとんどありませんけどね。
地域によってはジャムや果実酒にするところもあるようです。
栄養はある?
通常のイチゴにはビタミンCが豊富に含まれていますが、ヘビイチゴには残念ながら栄養はほとんどありません。
まずいヘビイチゴを食べてもメリットはないので、やめておきましょう。
名前の由来
ヘビイチゴという名前の由来ですが、あまりおいしくないので蛇に食べさせるイチゴとして名付けられたとか、蛇が生息していそうな場所に生えるため、など諸説あるようです。
また中国では蛇苺(じゃも)と呼ばれており、それがそのままヘビイチゴとして伝わったとも言われています。
ヘビイチゴを育ててみよう!
最近では見た目のかわいさや、生命力の強さから観賞用として庭に植える方もいるようです。
育て方はいたって簡単!
道ばたに生えているヘビイチゴを庭に移植するだけです。すると数ヶ月もすれば葉っぱがどんどん殖えて広がっていきます。きれいな若草色なのでグランドカバーとしての役割もできます。6月の梅雨が終わる頃には、鮮やかな赤い実が一面に広がりますので、庭のアクセントとして植えてみるのもアリかもしれませんね。
まとめ
・ヘビイチゴは焼酎漬けにすることでかゆみ止めの効果が期待できます。
・食べることはできますが、おいしくなく、栄養もないので食べるメリットはありません。
・ヘビイチゴの名前の由来は「まずいので蛇に食べさせるイチゴ」や「蛇が生息していそうな場所に生えているから」など諸説あります。
・ヘビイチゴは庭に移植することで、簡単に育てることが可能です。
散歩中や公園で遊んでいるときなど、ヘビイチゴを見かけたらちょっとこの記事に書かれていることを思い出してください。一緒にいる人に教えてあげればちょっとした話のネタになるかもしれませんよ 😆
コメント
> 小学生のころ、友人がふざけて食べて、あまりのまずさに吐き出していたのを思い出します。
実際は全くの無味で不味さも無いので、不味くて吐き出したというのであれば、それは洗わずに食べたが故に何かしらの不純物が付着していたのでしょうね。
犬の○○とか。