京都にあるとても古い歴史ある神社です。なんせ、歴史を習った人ならだれでも知っている”藤原道長”も参拝していたというのですから。
その頃はまだ八坂神社という名前ではなかったそうです。
平清盛の田楽奉納、源頼朝の狛犬奉納、また足利将軍家も社領の寄進・修造を行ったということです。社務執行は将軍家代々の祈祷も務めたし、豊臣秀吉は母親である大政所の病気平癒を祈願し、焼失していた大塔を再建するとともに、一万石を寄進したそうです。
戸時代には徳川家康が社領を寄進したり、家綱が現存する社殿を造営、数多くの神宝類も寄進するなど歴史上の人物がたくさんお参りしているという本当に歴史とともに歩んでいる神社といえます。
八坂神社の詳細情報
拝観料
特に拝観料はありません。
七五三や初宮などいろいろな祈祷をしてもらうには別途お金がかかります。
お得情報
一番有名なものは7月1日より7月31日まで1ヶ月に及ぶ祭礼の祇園祭です。
7月1日の「吉符入」ではじまる祇園祭は、7月17日山鉾巡行(前祭)、神幸祭、7月24日の山鉾巡行(後祭)、花傘巡行、還幸祭を中心に、7月31日「疫神社夏越祭」で幕を閉じます。
住所
京都市東山区祇園町北側625番地
駐車場情報(有無・料金)
八坂神社内の南西部にあります。また、周辺にも提携しているコインパーキングがあります。
どの駐車場も有料ですが、八坂神社で祈祷を受けた人は1時間無料になります。
アクセス・行き方
どの電車でも徒歩圏内ですが一番近いのは京阪電車です。「祇園四条駅」からは徒歩で約5分ほどです。
また、阪急電車では「河原町駅」より徒歩で約8分です。
ただ、JRからは少し離れています。
京都駅からはタクシーで約15分かかります。
もちろん、市バスも出ています。市バス206番祇園で下車するとすぐです。
観光客(特に外国人)が多いので、タクシーやバスを使うことよりも、阪急や京阪を使って歩いたほうが便利だと思います。
実際に行った感想
石段を上がり、西楼門をくぐったら、まずは門の左手にある手水舎で手と口を清めます。
楼門を入って正面にあるのは疫(えき)神社です。その名の通り疫病除けのお社です。太田社、蛭子(えびす)社、大国主社、社務所の前を通りすぎると大きく開けた本殿前に出ます。たくさんの重要文化財がある神社なので、見ごたえたっぷりです。
ただ、お参りするだけでなく、大屋根の檜皮葺きや鮮やかな青色の龍の木彫りなども楽しむことが出来ます。
ゆっくりとお参りしてお願い事をしたいのはやまやまですが、歴史があり有名な神社なので、お参りする人も多く、たいがい混雑しています。
だから、お参りが終わったら本殿からはすぐに離れてあげると他の人の迷惑にならないです。
また、結婚式もよく行われているのでタイミングがよければ花嫁さんや花婿さんを見ることが出来ます。
「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」の鳥居の横に湧く「美容水」を肌につけると、美肌はもとより心から美しく磨かれるといわれ、この御神水を通して心身の清浄、美徳成就、道の開運を祈願します。
境内の奥まったところにありますが、湧き水の前にはたいてい行列ができています。美の霊水と言われるので、訪れた際には忘れずに肌につけてみて下さい。
周辺の情報
西楼門から東へまっすぐ伸びる四条通には商店街があります。一年を通じて多くの人でにぎわっています。
京都のお土産を買うだけでなく、ウィンドーショッピングを楽しむこともできます。
またすぐ近くには円山公園があります。公園全体が文化財として保護されています。
それは、今から130年以上も前の1886(明治19)年にできたからです。その上、園の中央に植えられた祇園枝垂桜は二代目なのですが、高さ12m、幹回り2.8m、枝張り10mという見応え抜群の巨木です。
幕末の志士で、京都で命を落とした坂本龍馬・中岡慎太郎の像もあります。
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